ANSHINDO 安心堂静岡本店（Jewelry・Watch・Eyewear）

「すみません、婚約指輪をみたいんですけど。」




先日の「鈍感君」の指輪探しのお話のようです。
まだお読みでない方はこちらをどうぞ
→Side A : そろそろ3年。
→Side B : もう3年。





「婚約指輪ですね。かしこまりました。
こんなデザインがいいですってイメージはございますか？」

「えぇと、デザインとかの前にそもそも婚約指輪っていうのがそもそもよくわかんなくて・・・」

「婚約指輪ってたしかに、わかんないことだらけですよね。
でもご安心ください！お客様がわからないことをひとつづつ一緒に解消していきましょう！」

「お願いします」

「まず、ブライダルの指輪には婚約指輪と結婚指輪があります。
婚約指輪は男性から女性に贈る指輪で、
よくドラマなどでプロポーズの言葉とともに
「僕と結婚してください」パカッとやる指輪です。
結婚指輪は、結婚後、お互いに左手の薬指にはめる指輪です。

今回お探しの婚約指輪は、プロポーズの際にお渡しするのが一般的です。
ダイヤモンドリングが選ばれることが多いですが、誕生石を贈られる方や
職業上の理由など指輪が着けられないという方で
ネックレスや時計でお贈りされる方もいらっしゃいます。」

「へぇ、指輪だけじゃないんですね。」

「そうなんです。大事なのは気持ちなので、指輪じゃなきゃいけないってわけでもないんです。

そもそもなぜ婚約指輪を贈るのか、ということなんですが、
エンゲージリングのルーツは2000年以上前のローマといわれています。
当時は婚約の証しとして、力の象徴である「鉄のバンド」を贈っていましたが、
時代の流れと共に変化していき、現在では「お守り」の意味合いを持つダイヤモンドを
「純粋で永遠性のある」プラチナに留めたダイヤモンドリングが主流となっています。

婚約指輪は、婚約期間中であることを意味する指輪ですが、
男性から女性へ「これから一生、あなたを大切にしていきます」という気持ちを形に表したものでもあります。」

「ダイヤモンドってお守りの意味もあるんですか？」

「そうなんです。ダイヤモンドの語源はギリシャ語のアダマスといって
征服されざる者という意味を持っています。
悪いものから身を守るという側面を持っていてお守りとして重宝されたそうです。
ちなみに、プラチナの永遠性と純粋性というのはですね、
例えばゴールドは長く使っていると変色することがありますが
プラチナは変色せずずっとピュアな白い色を保ち続けること、
純度が高いことが理由にあげられます。
また、プラチナは希少性が高くてゴールドの30分の1しか採掘されないんですよ。」

「へぇ、ダイヤモンドもプラチナも意味があるんですね。」

「そうなんです。ただ、必ずダイヤモンドプラチナリングじゃなきゃいけないというわけでもないですので、
好みによってゴールドにされたり、ネックレスでお贈りしたり
指輪じゃなくて時計を贈ったり、ご夫婦によってさまざまです。」


「腕時計って人もいるんですねぇ。僕は指輪を贈ってみたいかなぁ。」

「時計はご結婚されてからも記念にお贈りできますが、
ご婚約指輪はいまだけですし、指輪がいいですよね。
では、次の記事で婚約指輪にはどんなデザインがあるかご紹介させていただきますね！」

「え？次の記事って？」




Side A : そろそろ3年。
Side B : もう3年。